気になったらまずは医療機関等へ相談を

親御さんはお子さんの発達に関して幼少の頃から成人となった大学生までの間、その長い成長過程をみてこられたわけです。その中で発達障害の特性に関して気になることやその可能性に気がついているという場合には、まずは医療機関や発達障害の支援機関などへ相談をすることをお勧めします。それはいずれやって来るお子さんの就活や、お子さんが社会に出ていくためにとってとても大事なことだからです。
これまで親御さんから寄せられた相談。その中でこのようなことが聞かれました。

「昔からなんとなく子どもが発達障害ではないかと思ってはいたけれど、あまり気にかけていませんでした」
「これも、子どもの個性だと思って楽観的に考えていました」
「もしかして?とは思っていたけれど、診断が出て障害が明確になるのもどうかと思って…」

このようにお子さんの発達特性に関して親御さんもどこか気にはなっていた点はあるけれども、医療機関での受診や相談をして明確にしてこなかったという例は少なくありません。
これまで、そしてこれからもお伝えをしていきますが、お子さんが発達障害であるにもかかわらず親御さんにその認識がない、または特性をよく理解していない。そのようなことではお子さんの就活、就労をスムーズに進ませるためのサポートができなくなってしまいます。
また医療機関への相談や受診で発達障害であることが判明をした学生本人の話を聞くと、

「自分が発達障害であることがわかってホッとしました」
「なんで就活でうまくいかないのか、理由がわかって良かったです」
「できないこと、苦手なことががわかったので、できること、得意なことに目を向けてやろうと思います」

といったように学生本人もそれまでの辛い思いをしてきたその原因が分かることで安心ができたと言います。またそうすることで自身の適性に合わせた次のステップへ目を向けられるようにもなります。

発達障害の診断が出て障害特性が明確になることで進路、就活に関して以下のようなメリットが得られます。

・特性を知れる。だから対処法も考えられる。
・進路、就活の方向性が定めやすくなる。
・大きな失敗や無駄な困難を避けられる。

発達障害であることが分かることで進路の方向性を定めやすくなり、学生本人の適性に合った正しい方向へ進むことができるようになります。診断を受けることは発達障害の学生がこの先 自分らしく生き、社会で活躍をするための第一歩となります。ですから親御さんとしてお子さんの発達障害の特性に関して少しでも気になることやその可能性に気がついているという場合には、医療機関や発達障害の支援機関などへ是非相談をするようにしてください。それも早ければ早いほどお子さんの就活にとってプラスになります。